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大盛況の第36回東京国際映画祭レッドカーペットと舞台挨拶 オフィシャルレポートを公開
第36回東京国際映画祭レッドカーペットと、舞台挨拶に映画『ゴールド・ボーイ』から監督の金子修介、出演キャストの羽村仁成、星乃あんな、前出燿志、プロデューサーの許 曄(シュ イエ)、白 金が登場しました。
映画祭初日となる10月23日(月)に行われたオープニングイベントのレッドカーペットでは、東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場/日比谷仲通りに、キャスト・スタッフ陣が、華やかな衣装で現れました。
鮮やかなレッドカーペットの上で、熱心なファンの歓声や、サインのリクエストに応え、集まったメディア陣の注目を浴びながら撮影に応じました。
映画内では主演の岡田将生演じる殺人犯、東昇と対立する少年、安室朝陽を演じる羽村仁成は、記者からレッドカーペットを歩いた感想を聞かれ「思ったよりもレッドカーペットが長くすごく緊張しているんですけれど、一般の方もたくさんいらっしゃって、声をかけてくださってとても嬉しいです。」と映画の役とはうってかわった初々しい様子で語りました。
映画の見所について質問された際には、驚きのストーリー展開が注目の本作故に、プロデューサーの白 金が「ネタバレしないようにね(笑)」とキャストの3人に伝える場面も。
どこまで話して良いか悩むキャスト陣に代わり、金子監督が映画の見どころを「大人と子供の闘いです!戦争映画みたいなものです!」と回答すると、前出から思わず「ちょっと違くないですか!?」とツッコミが。
舞台が沖縄の作品ということで羽村は「ひとつひとつの映像がすごい綺麗にできていて、演じていても楽しかったです。」と沖縄ロケの思い出を語りました。
本作が初の映画作品への出演となる星乃は、「初めてで色々わからないことがたくさんあって…でも、監督が『表情で演技をするように』というアドバイスを言ってくださいました。表情で演技をするのは難しいと思っていましたが、頑張ってできたと思います。」と初の映画撮影の感想を述べました。
前出は「2日間かけて行う量の撮影が1日で終わったり、監督の『絶対にここは撮りたい』っていう重要なシーンはしっかりと時間をかけて撮影していて、本当に計算しつくされた現場だなと思いました。」と、本作の撮影がスムーズかつ緻密に計画されていたことを明かしました。
最後に本作に参加した感想を聞かれた羽村は「今回の作品は岡田さんとのシーンが結構多くて学べることがたくさんありました。作品自体もすごく面白い映画になっていると思っています。ぜひ劇場で見てくださると嬉しいなと思います。」と笑顔で述べました。
続いて、10月29日有楽町ヒューリックホールにて第36回東京国際映画祭ガラ・セレクション部門に選ばれた本作の舞台挨拶が行われました。
金子修介監督曰く、本作は2023年6月から長期間沖縄で撮影され、映画祭開催間近に完成したばかりということで、本舞台挨拶は作品を世界一速くお客様に披露する場となりました。 日本のみならず、海外からも既に熱い期待とオファーを受けている本作品を来場者の方々に是非ご観覧頂きたいという、スタッフとキャスト陣の期待感に溢れた上映開始前の舞台挨拶の模様をレポートでお届けします。
本作について監督は「40年映画監督をやっていると、世の中も人生もわかってきそうなものなのに、原作小説を読み、予想のつかない展開の連続に驚きました。映画化にあたっては、最も信頼する脚本家の港岳彦君にお願いし、舞台を沖縄として脚本を練り、主演の岡田将生君も出たいと言ってもらえる物語を構築しました。」とコメントしました。
出演者の羽村仁成は本作の撮影を振り返り「主演の岡田将生さんが演じる東昇と僕たち3人が演じる子供たちが心理戦を繰り広げる映画なので、岡田さんとの共演シーンが非常に多く、たくさんの事を学ばせていただきました。岡田さんと共演できたことが本当に嬉しかったです。」と述べるとともに、この舞台挨拶に先立ち、10月23日に行われた東京国際映画祭でのレッドカーペット登壇の感想について「レッドカーペットを歩く時、僕も最初すごく緊張していたのですが、とても楽しくて良い経験になりました。」と答えました。
星乃あんなは「初の映画出演作品で、レッドカーペットを皆さんと一緒に歩くことができてとても嬉しく思っています。撮影期間中も、初めてのことがいっぱいあって勉強になることがたくさんありました」との撮影の思い出を述べました。
前出燿志は自身の演じる上間浩という役について、「オーディションの話が来た時に絶対にこの役を勝ち取りたいと思い、自分なりに浩について研究しました。撮影開始後も、監督や白さんと、何度も話し合いを重ねて浩を作り上げました。とても挑戦しがいのある役でした。」と語りました。
さらに前出は作中では対立関係の役を演じる主演の岡田将生について「岡田将生さんは作中でとても美しく、尊いです!!今夜はぜひ、存分に将生さんに惚れちゃっていただければなと思います!」と熱いコメントをしました。
司会から「前出さんにも惚れちゃう人、多いんじゃないでしょうか?」と返されると「そうあって欲しいですね!」と少し照れが入ったスマイルで返しました。
自身も俳優としての経歴も持つ、許プロデューサーは「大林宣彦監督の『北京的西瓜(ぺきんのすいか)』(1989年公開)に出演して以来、34年ぶりに日本映画にまた関わることができて光栄です。来年、春の『ゴールド・ボーイ』の劇場公開をお楽しみにしていてください。」と述べました。
『ゴールド・ボーイ』という作品名にちなんで作品が目立つように金髪にしたという白は「金子監督、主演の岡田将生さん、原作のズー・ジンチェン(紫金陳)さんをはじめ、日本と中国の優秀な芸術家がこのチャレンジングな作品に参加し、支えていただいた事にとても感謝しています。」と一緒に本作を作り上げたチームへコメントをおくりました。
また「まだ情報が全く明かされていない中で、できたてのホットな状態のこの映画を本日見に来てくださったご来場の皆様に感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。」と観客へ感謝を伝えました。
さらに、本作は中国の人気小説の映画化ということで、日本だけではなく中国からも大きな注目を集めている事について白は、「私が尊敬する日本の芸術家の岡本太郎氏の言葉なのですが、工業革命以降は全世界の人々が直面している問題、たとえば『社会問題』『家族』『教育』『親子問題』などに対して、クリエイターが西洋と東洋や、さらに国同士の境界を超えて直接チャレンジできる時代になったと思います。我々もこういった境界線を超えようと挑戦していますので、ぜひ皆様の応援を頂ければと思います。」と本作に込めた自身の想いを答えました。
第36回東京国際映画祭ガラ・セレクション部門正式出品作品。総再生数20億回!アジア最高峰のドラマ原作を日本映画化。殺人犯と少年たちの心理戦に注目の映画『ゴールド・ボーイ』は2024年春、公開予定!!ぜひご期待ください!